小樽観光と、ホテル藏群のレビュー
こんにちは、Kotaxです。
2週間ほど日本に帰国してました。
あまりまともな美味しい食事ができない国アメリカに住んでるものですから、北海道に行ってここぞとばかり魚介類を食べまくってきました。寿司サイコー。
余談ながらアメリカでももちろん寿司は食べられますが、ネタが限定されているのに加えて、握り方が本当にひどい代物が多くてですね、ぎゅうぎゅうにシャリを詰めて握るんですよね。おにぎりでもここまで力入れて握らないだろうというくらいにガッチガチのシャリの上に刺し身がのった代物が大体アメリカの寿司です。たぶん大食いの彼らを満足させるには(味じゃなくて量で)このくらいご飯をつめ込まなければならないのだと想像します。ぶつぶつ・・・以上余談終わり。
小樽
初めて小樽に行ったのですが、小樽、いいですねー。古い建物がたくさん残っていて、そこに土産物屋さんが点在しているものですから、歩いていても飽きないです。
あいにくの曇空だったのですが、この街は曇り空がまたよく似合います。運河の街で霞がよく似合うのか、歴史がそうさせるのか分かりませんが、ぼやけて見えるレンガ館は趣があって飽きないですね。
そして食事が旨い。大量のウニとイクラが乗った丼を食べるも良し、市場に行くも良し、老舗の寿司屋に行くも良し、そして締めにはラーメンと食い倒れには北海道は最高です。
小樽旅亭 藏群
小樽のホテルなんですが、今回は日本ではまだめずらしいオールインクルーシブのホテルに泊まってみたところ、ここが素晴らしいホテルだったので紹介したいと思います。
小樽旅亭 藏群(くらむれ)
文字通り昔の蔵を改装してホテルにしたものなんですが、第一の特徴は先に触れたとおり飲み放題なこと。大体ホテルのドリンクというのはぼったくり価格と相場が決まったものです。せっかくの夕食も、ビールと日本酒と、と頼んでいる頭の片隅にはつねに「これでいくら取られるんだ」などと庶民満載の悩みを抱えて食べるものだから、お父さん一人が少し笑顔がこわばっていることが多いものです。
しかーし、このホテルはそんな心配ご無用。食事時にかぎらず、部屋でもホテルのバーでも、いつでもいくらで飲んでも追加料金は取られません。これはストレスフリーなこと、この上ありません。
お酒をお飲みになる方はもちろん、旅行の追加料金なんかを気にしたくない、きっちり家計を守っておられるお母さんにも大変お勧めできるホテルです。
もう一つ、素晴らしかったのは「静寂」であること。
子供も宿泊できて、飲み放題で、となるとテーマパークのようなホテルを想像されるかもしれませんが、ここは本当に「静か」です。部屋にいても露天風呂に入っても、川のせせらぎ以外の音がしません。小規模なホテルなので他の宿泊客に会うこともほとんどないし、スタッフの話声も聞こえません。
元々「蔵」なので、照明が非常に限定されていて、廊下なんかはほぼ真っ暗なんですが、それと静寂が非常にマッチしていて、疲れを癒やすには最高の場所だと思います。
難をあげるとすれば、小樽の市街からは少し離れているので、夜の小樽を観光しようというような方には向いていないかもしれません。あと、子供宿泊がokといってもゲームセンターやらプールやらそういう場所はないので、「遊ぶぞ!」って気合入れて来るホテルではないような気がします(ただし素晴らしい庭園や川があるので、そこで子どもと遊ぶには最高です)
静寂の中でのんびりと、川のせせらぎを聴きながらビールやらカクテルやらをかたむけながら、横目で子供を見ながらうたた寝したいような環境を求める方にはうってつけのホテルです。家族連れだけではなく、お一人旅のお客さんも多いみたいですよ。小樽に行かれる方は一度検討してみてはどうでしょうか。
それでは、また。