Kotaxの買い物日記

失敗も成功も数あれど、”買い物道”に終わり無し

<レビュー>dp2 quattro と DP2 Merrillの比較レビュー

こんにちは、Kotaxです。

前回dp2 quattroを購入した記事を書きましたが、その結果、手元には先代のDP2 Merrillとdp2 quattroが仲良く並んでいます。画角も同じなんだからDP2 Merrillを売ればいいんですが、愛着もあってなんとなくそのまま手元においてあります(酷使しすぎてボディに傷が多いのもありますが)

 

というわけで、この二台比べてみてどうなのか、quattroの何が進化しているのか、見てみたいと思います。

 

JPEG 比較 (上がDP2 Merrill、下がdp2 quattro)

 絞り優先 5.6 f100で揃えて撮ったんですが、なんかDP2の方が暗いですね。レンズフードをつけていたせいかどうか分かりません。

解像度はこれはもうquattroの圧倒的勝利ですね。JPEGの写りはQuattroになって大きく進歩したところと言われますが、たしかに納得できる比較です。

 

続いてRAWから現像したものを比較

続いてRAWから現像したものを比較しますが、一転、この比較だと話が大きく変わってきます。

同じく上がMerrill、下がQuattroです。 

右上の屋根の部分を拡大してみると以下の様な感じです。

 煙突の描写や屋根のきめ細やかさについては、どちらかというとMerrillの勝ちのような気もします。この日は太陽の光がさんさんと降り注ぐ快晴の日で撮影条件としては文句なしでしたので、こういう環境下でのMerrillとQuattroのRAW撮影はほぼ同等、場合によってはMerrillの勝ちなのかもしれません。

 

まとめ

まとめると、Quattroは光がたっぷりとあるコンディションで撮影するRAW写真は、Merrill時代から大きく進歩していないのだと思います。それだけMerrillの実力がすごかったと言えるのかもしれませんし、あるいはFoveonの最高性能は現時点の技術ではこれ以上前に進めないのかもしれませんが。

 

じゃあMerrillを持っている人はQuattroに替えるメリットがないのか、というちやっぱり僕は買い換える価値のあるカメラだと思います。理由は一つに、圧倒的に進化したJPEGの写りです。いちいち気に入った写真をRAWから現像するよりも、大多数の人は気軽にパシャパシャとJPEGで撮りたいのです。このクオリティが劇的に向上しただけでもQuattroに買い換える価値があると思います。

加えて、本日の写真では示していませんが、暗所性能の向上があげられます。ISO400までは常用で、我慢すれば800までいける写りは本当にすばらしい。ちょっと薄暗くなると、あるいは部屋の中だと手ブレを連発していたMerrill時代には考えられなかったことです。子供を撮影する僕には、これも買い替えに十分値する進化です。

まとめると、最高性能は変わらないが、そこに至る周辺性能が劇的に進化しているのがQuattroと言えるのではないでしょうか。

Merrillから買い替えを検討されている方は参考になれば幸いです。

 

あと、新規にこれからシグマ社のカメラの購入を検討されている方がいたら、ぼくは初心者であっても文句なくこのカメラをおすすめします。前回も書きましたが、むしろこのカメラは(僕みたいな)初心者にこそ良いカメラじゃないかと思うんですよ。

手ぶれ補正がないからちゃんと構えないとぶれるし、綺麗に見せる色の補正もないし、もちろんオート撮影モードもなし。でもちゃんと撮れたらフルサイズどころか中判カメラ並みの写真が撮れる(らしい)ので、成功・失敗の差が分かりやすいんです。勉強になりますよ。それにレンズ沼にハマることもないし(笑)

ちゃんとカメラ始めてみようかなという方、ちょっと一眼デビューしてみようかなという方、是非dp quattroも一度手にとって見てください。

あ、望遠はないですが、解像度が高いので原寸に拡大(クロップ)しても十分視聴に耐えるのもポイントですよ。

ではでは~

 

 

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