SIGMAのdpカメラ SFDモードと通常モードを比較してみる。
普段の記録はiPhoneで十分。ただし、「今日は気合入れて写真を撮るぞ」という気分のときは、SIGMAのdpシリーズを持ち出せばほぼ間違いないKotaxです。
このカメラの凄さはこれまで散々語ってきたので、あえて語ることもないのですが、最近のアップデートで「SFDモード」というものが追加されたので試してみました。
「SFDモード」とは、7枚の露出の異なる画像を連続撮影して、重ね合わせるというモードです。これにより通常の写真より更に高精細で豊かな表現が可能とのこと。
ただでさえ高精細な写真が撮れるカメラです。一体これを7枚重ねるとどんなことになるのか。早速比較してみましょう!
場所は東京。近所のビル屋上から東京駅を撮ってみます。
【通常モード】
【SFDモード】
うーん、全く違いがわからん。。。(笑)
では、等倍に拡大してみましょう!
【通常モード】
【SFDモード】
おぉ!通常モードに比べてSFDモードは「屋根の瓦の描写」がより精細な気がしますね。
さらに200倍に拡大!
【通常モード】
【SFDモード】
ここまで来ると差がはっきり現れます。SFDモードの瓦の描写は、通常モードより明らかに高精密です。通常モードの方は瓦が潰れちゃってます。
ただでさえ凄まじい描写を誇るSIGMAのdpですが、SFDモードというのは更に異次元の描写力です。すごい・・・・。
が、しかし、SFDの致命的な弱点もこちらにあらわれてます。左下の方を拡大しますと。。。
【通常モード】
【SFDモード】
SFDモードのほうが人物が残像拳のように半透明な人物が写ってたりして奇妙な描写になってますね。7枚連写した写真を重ね合わせるので、その間に動くものは位置が変わってしまうので奇妙なことになってしまうわけです。まぁ、当然といえば当然ですが。
【結論】
というわけで、実験の結果は以下の通り。
・SFDモードの高精細な描写は凄まじい。この描写力はフルサイズどころか中判カメラと比較したくなるレベル。
・ただーし、動く物体がいる箇所ではつかえないので、静物にしか使えない。
・ちなみに、通常モードでも十分すぎるくらい十分なので、別に使わなくても良い。ピクセル等倍鑑賞が趣味の人がにんまりする機能(←SIGMAユーザー)