Kotaxの買い物日記

失敗も成功も数あれど、”買い物道”に終わり無し

人物撮りに最強のデジカメ ~リコーGXR+GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

こんにちは、Kotaxです。

いままでに何度かDP2 Merrillの素晴らしさを書いてきたのですが、一方でこの解像度が人物描写に不向きな場合があることもお話してきました。一言で言えば解像度が高いものですから、お肌の細部までカリカリに現像してしまうのです。

これがごく一部の方から不評を買っているのですが、実は我が家にはもう一台、変態素晴らしいカメラがありまして、その名をGXRといいます。

 

幻の逸品

あまり有名ではないですが、これは知る人ぞ知る幻の逸品なのです。

なにが変態すごいかというと、写真を見ればお分かりのとおり、レンズとボディが分離しています。これだけだと別によくあるレンズ交換式カメラなのですが、実はこのカメラは、レンズ/撮像素子が一体で、ボディと分離しているのです。

まぁ、レンズを含めたカメラの主要パーツは全て一体、これに操作系だけが分離しているという理解でまずは良いかと思います。あるいは、最近ソニーが出しているスマホにつけるレンズのみカメラの先駆け(あまりに早すぎて討死した先発隊)と思って頂いても結構です。。。

 

このカメラのメリット

で、なにがメリットかというと、レンズ一体型カメラというのはレンズが固定できるためその性能をフルに発揮できるようにチューニングされています。ところがレンズ交換式というのは 汎用性を求めるため、レンズの性能を100%発揮できるようには設計できません。

で、このGXRは交換式でありながら、パーツは全てレンズにくっついたユニットのため、レンズの性能を限界まで引き出すことができているわけです。

つまりレンズ一体型と、レンズ交換型のいいとこどりだと思って頂いて良いかと。

 

人物描写に最高

商業的には全くもって失敗に終わったカメラなのですが、実はこの商品GXR+GR LENS A12 50mm F2.5 MACROは恐るべき描写を誇るレンズユニットなのです。

一眼レフサイズのAPSC撮像素子に、一体型カメラ並みのチューニングを施したこのカメラのキレの良さは、特に人物を撮るには大変素晴らしいカメラで、背景のボケとあいまって、実に良い表情を切り取ってくれます。

すぐに新しいカメラに目移りしてしまう昨今ですが(LX100が欲しい・・・)、家にあるこのカメラで子供を撮影すると、これで十分、というかこれに勝るカメラは今もってないのではないかとも思えてきます。

もちろんフルサイズの一眼レフの性能がよいことは分かっていますが、あれは重い。コンパクトで持ち運びが容易で、簡単キレイ、そしてこだわって撮ろうと思えばカスタマイズも豊富という、まさに万人に適応できるカメラではないかと思うのです。

 

旅行には広角も

もちろんこれ以外にももう少し広角の28mmのユニットもあって、旅行に行くときはこのユニット2つとボディを持ち出せば十分だったりします。

 

今はもうディスコンに・・・

これらユニットが発売されたのは、5年前の2009年で、日進月歩のこの世界では既に旧型機種ですが、その写りは今も全く色褪せることはありません。時が経てばたつほど、その性能に感心するカメラです。

もはや中古品でしか出回っていない機種ですが、もし街中で見かけたら、是非一度手にとって見てください。特に50mmユニットの人物描写は、本当にすごいですから。

 

<続き>

GRに進化した悲運のユニット ~リコーGXR+リコー GR LENS A12 28mm - Kotaxの買い物日記

土管と呼ばれて ~リコーGXR + RICOH LENS A16 24-85mm - Kotaxの買い物日記

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