<レビュー①>身震いする感動! 富士通テン ECLIPSE(イクリプス) TD510MK2①
こんにちは、Kotaxです。
前回お話しした通り、音楽や映画をもう少しいい音で聴きたい(観たい)と思って、半年ほど色々悩んできました。
(序章)オーディオ道突入! スピーカーとアンプを買うぞ! - Kotaxの買い物日記
あまりの沼の深さに考えるのが嫌になった時期もありましたが(笑)、結局購入したのはこちら!
- 富士通テン製 ECLIPSE(イクリプス) TD510MK2
です。
僕にとっては決して安い買い物ではなかったですし、一生モノとは言わないまでも相当の期間(僕が老後になるくらいまで)は使い込んでいきたいと覚悟を持って購入した一品です(まあ、将来のことはわからんけど)。
とにかくこのオーディオの世界というのは、初心者にとっては難しくて、周りに詳しい人がいないと途方に暮れることがしばしばなのです。半年以上は迷いましたね。悩みぬきましたよ。
なので(もったいないので)、これから複数回に分けて長々と、なぜこのスピーカー(とアンプ)を買ったのか、ということをお話させていただこうと思います。
最初にお断りさせていただくと、僕はアンプって何?というほど次元の低い超素人だったので、思考の経路が「全然まちがっとるやないか!」という場面も多々あると思いますが、ご容赦ください(くわしい方がおられましたら教えてください)。それでは、いってみましょー。
スピーカー選びの考え方
本格オーディオを始めてみたいとおもって、最初に検討するのは(当たり前だけど)スピーカーです。
いきなりド本命の難しい問題です。
スピーカーを選ぶってのは、つまり自分はどんな音が好みなのか、を決めるってことらしいんですね。
世の中には無数のスピーカーメーカーがあって、周りにオーディオに詳しい方や専門店がない身としてはとっかかりもありません・
特にネットでサンプルを体験できないというのは、僕のような異国に暮らしている者にとっては致命的です。カメラだったらその写りはネットに無数に公開されていますし、その操作性もYouTubeを見れば動画で確認できます。 時計もしかりです。
しかし、オーディオはそうはいかないんですよね。直接体験するしかない、あるいは信頼できる人の言葉を信じるしかないというのは、この世界の一層の間口の狭さを感じさせます。端的に言えば、素人には非常に入りにくい飲み屋なわけです。
雑誌や本から「テキスト」としての情報は入手しましたが、最後は自分のこれまでの乏しい音楽体験から好みの音を決めるしかありません。たとえ、オーディオの原体験がないにしても。
これまでの音楽体験は
僕のオーディオ体験というと、
- 中高生・・・ウォークマン、CD+カセットラジカセ、
- 大学生・・・MDミニコンポ
- 社会人・・・iTunes PC+Bose
という流れで、とくに中高生時代にドデカホーンというブームのど真ん中に育ったものですから、
- 「重低音=正義」
みたいな育ち方をしてきました。
なので、BOSE大好き世代です。
PCにつないでいたスピーカーもBOSEのCompanion 2でしたし、30代になって買ったスピーカーもBOSEのWave music system IIIでした。
BOSEの音はBOSEでしか聴けません。かの会社が良いと思う「音」をこれでもかと再生してくれるので、好きな人にはたまらないスピーカーです。
特に低音を強調した音は、どんなサウンドも非常に迫力が増し、どんな曲でもたちどころにBOSEサウンドに変えてしまう汎用性の広さが魅力です。しかも設計が非常に優秀で、サイズがたとえ小型でも、信じられないほどの低音を奏でます。
このBOSEサウンド、好きだったんですよねー。
ただ、歳を重ねてくると嗜好が変わってくるもので、聴く音楽もJ-pop、ロックみたいのからJazzやR&Bとかに変わってくるし、音色もBOSEの低音がしんどくなってきました。長時間聴いていると疲れてくるんです。気合を入れて映画を観るときとかはいいのですが、普段、気軽に聞く音楽には少し違和感を感じてくるようになりました。
なので、もう少し癖のない素直な音色のスピーカーが今の自分の好みかなと、まず最初にあたりをつけたわけです。
<続く>