SIGMA DP2 Merrillで女性や赤ちゃんをとるときの注意(レビュー④)
どうも、Kotaxです。
前回はDP2 Merrillの純粋に不便なところをお話ししましたが、今回はこのカメラの写りが良すぎるがゆえに困るところをお話したいと思います。
DP2 Merrillの凄さは徹頭徹尾「解像度の高さ」にあります。
風景をとったりすると、そりゃあもうすごい写真が撮れるわけですよ。
でね、これで人物を撮るとどうかということです。
SIGMAのサンプル写真がこちら。女性のポートレイトが多数掲載されていますので、一度ご覧ください。
http://www.sigma-dp.com/DP2Merrill/jp/morocco/chapter04.html
うーん、すごいですね。この精密感。
でもね、世の多くの女性がこういう細部まで精緻に写った写真を撮ってほしい、と思うでしょうか(笑)。
例えば僕のつれあいの要望は「綺麗に撮ってほしい」ということであって、「正確に撮ってほしい」ということではないのです。
- 「は、何これ!?、目尻のしわが写ってんじゃないの。撮り直して!」
- 「いや、このカメラの売りは解像度の高さに・・・」
- 「何言ってるのかわかんないけど、とにかく綺麗に撮ってって言ってんの!」
これがこのカメラの難しいところですよね。
なので、僕はこれで家族写真を撮るときには、あとで必ず明るさを上げて、細部を飛ばしてます。別に誰に命令されるわけではないけれど。
例えば、そのまま現像すると赤ちゃんの肌ももち肌感が欠けているように見えるものですから、すこし明度を上げたりまします。
この写真の補正作業がこのカメラの楽しいところの一つなわけですが、これは好き好きでしょうね。 プリクラのように自動補正してくれるカメラとは対極ということです。
でもちゃんと補正すればプロの写真やさんで撮ったような素晴らしい家族写真になるので、これはこれで楽しいですよ。