<ハンズオン・レビュー>多形態パソコン Lenovo Yoga2 Pro
こんにちは、Kotaxです。
後継機が発表になったところで時期を逸しているかもしれませんが、今日は僕のPC、レノボのYoga 2 Proをレビューしたいと思います。
以前所有していたノートPCは○○の格安PCだったのですが、1年でキーボードがダメになってしまいました。格安だけあって愛着も沸かないし本当の使い捨ての道具だったので後悔はないのですが、やっぱりガジェット好きな者としては、次は多少(ほんと多少ね)高くても愛着が持てるPCを買ってみようかなと検討してみたわけです。
モノのクオリティではMacBookが良いのかもしれませんが、母艦がWindowsなのと、もうすぐ新型Macが出るかもしれないので今Macを買うのは早まったことになるかもしれないと思って、今回はWindowsPC限定で検討しました。
※ちなみに僕は学生時代はMac派だったのですが、ご多分に漏れず社会人になって強制的にWindows派に移行させられて以降、毎年Macに戻ろうかなぁと思いつつ戻れないまま10数年が経過しております。
要件は
- 写真編集をしたいので、画面が綺麗なこと。
- 愛着がもてるデザイン。弁当箱みたいなのはダメ。
- かつ編集に耐え得るそこそこのスペック(Intelであること)
- あと僕はPCでゲームはほとんどやらないのですが、唯一つたまにやるのがCivilization5。これができるスペックのPCがほしい
- 予算は10万円以内
ということで、探してみまして、購入に至ったのがレノボのYoga 2 Proというわけです。
まず何に惹かれたかというとディスプレイです。13.3インチの3200 x 1800ピクセルディスプレイです。あのMac Book ProのRetinaディスプレイだって2,560 x 1,600ピクセルですよ。ちょっと見たことないじゃないですか!「3200 x 1800」というのは。一体どういう写りなのか、興味津々だったわけです。
くわえて、全部で4形態に変化するそのギミックと造りの精緻さ、薄く、1.39kgの重さというのもポイントでした。もちろんintel coreシリーズ搭載。Civilization5もサクサク♪
良かった点
期待通りの造りの良さです。惚れ込むとまでは行きませんが、十分に愛着をもてる品質と見た目、そして軽さです。昔のVaioみたい。ヒンジも安定しているので、様々な形態に変化させても全くたわむことはありません。レノボらしくキーボードもしっかりしていて、きちんとキーが沈み込む感じです。
ディスプレイも十分に綺麗です。Retinaを凌ぐかと言われると微妙なところですが、それは後述します。処理能力もSigmaのSPPも過不足なくこなせますし、Photoshop Elementでの写真編集はサクサクです。
総じて言えば、期待していたことを過不足なくこなす、満足行く一品だと思います。
残念だった点
最大の特徴である200 x 1800ピクセルディスプレイは、むしろこれはWindowsの問題かもしれませんが、十分綺麗ではありますが、Retina Macを凌ぐほど圧倒的なもおではありません。3200 x 1800というピクセルはそのまま表示させるととても見られたものではないのです、小さすぎて。
なのでアイコンからフォントから自ずと拡大表示するのですが、このあたりのマネジメントがMacほどこなれていないのでしょうね。Chromでネットを表示すると、その表示の綺麗さは未だMacのSafariには及びません。但しさすがというべきか、IEはきちんと最適化されていて表示もすこぶる綺麗です。問題は僕がIEをほとんど使わないということなのですが。
もう一つの特徴である多形態に変化する点ですが、これもほとんど実用の場で使うことはありません。僕にとってはということですが。スカイプするときも写真を編集するときもネットを見るとも、結局いつものノートPCスタイルから動かすことはほとんどありません。まあこれもハードというよりはWindows8の問題なのですが、結局タブレットスタイルで使うことは、殆どの人は、皆無なのではないでしょうか。
まとめ
期待値通り、しかし期待を超える感動はない、という優等生PCです。Amazingな驚きはないですが、しかし十分に満足いく品ではあります。昨今のPC市場はレノボが牽引していますが、その理由がわかる気がします。とにかく隙がないのです。もし薄くて軽くて、所有欲を満たせるPC を、そう昔のVaioのようなものを、探しておられる方がいれば、これは十分に候補となり得る一品だと思います。
ちなみに僕は天板をシルバーのものにしたのですが、もしスタバで使用を考えているのであれば、これはやや地味過ぎます。オレンジが好きならばこの選択もありです。
最後に(お値段について)。。。
僕はこれを米国で購入しましたが、半年前で約900ドルでした。つまり予算内だったわけです。しかし日本でこれを購入すると、細かなスペックの違いやOfficeの有無という違いはあるにせよ、今でもこのPCは14万円から20万円ほどします。20万円というとちょっと買うことを躊躇するかもしれません。14万円なら、もう少し待って10万円を切るまで待っても良いかもしれません。