<続々>社会人の腕時計の世界 ―SEIKO SBGX055を買ったのでレビュー
こんにちは、Kotaxです。
これまで二回にわたって、(ガジェット好きな)社会人の腕時計は何が良いのかを考察してきました。
<過去記事はこちら>
社会人の腕時計の世界 -機械式かクォーツか - Kotaxの買い物日記
<続>社会人の腕時計の世界 -機械式かクォーツか - Kotaxの買い物日記
で、性能やコストなど、いろいろと悩みぬいて出した結論が、
「高級クォーツが良いのではないか」
というものだったわけです。
その高級クォーツの中で、悩みに悩んで僕が購入した時計がこちら。
グランドセイコー SBGX055
です。
グランドセイコーのクォーツもいろいろある中で、この時計に惹かれた理由をいくつか述べると、
<性能>9fクォーツの性能
古いものを探せばもう少し安いクォーツもあるのですが、この9Fクォーツの性能は、年差±10秒以内という傑出した性能を持っています。加えてトルクが大きいので、他の時計に比べて大き目(視認性の良い)の針を動かすことができます。また、耐久性にも優れていて、理論上は50年間潤滑油が切れることがありません。性能良し、パワー良し、耐久性良しの三拍子そろったクォーツですね、すばらしい。
<フィット感>ちょうど良いサイズ
デカ厚時計がブームになって久しいですが、日本人の僕には直径が40mmを超えるとやや大きい、50mmを超えてくると不格好に思います。その点この時計は直径が36.6mm(りゅうず除く)と、日本人には調度良い大きさではないかと。
最近のトレンドを見るとデカ厚ブームも落ち着いて、どちらかというと少し揺り戻しが来ています。あまりブームに乗りすぎた超デカ厚時計よりも、伝統的な40mm以下の程よい大きさの時計の方が長く使えるのではないかとも思います。
<デザイン>押しの強さ
平均的な大きさである一方で、この時計の特徴は何と言っても「強い」デザインにあります。誰にも気づかれずそっと身にまとうといった、おとなしい時計とは対局の、人を振り返させるアクの強さがあります。
まずその特徴の一つは、非常に多面的なカットにあります。これによって、光を多彩に反射するんですね。そしてひと目で分かる大き目のリューズカードが、時計の存在感を実際よりも一回り大きく見せています。
以上、個人的に購入に至ったポイントをまとめてみました。特に最後のデザインに関してもう少し述べると、グランドセイコーってブランドイメージの通り、わりとおとなしいデザインのものが多いんです(それらも好きなんですけど)。しかしこれが若い社会人には少し地味に映るところでもあります。その点、SBGX055は多面的で光を反射しやすいデザインと漆黒の文字盤のコントラストが非常に映える、グランドセイコーにしては珍しく主張が強めのデザインだと思います。もちろん主張があるがゆえに好き嫌いは出ると思うのですが、僕は「良」の方に振れた方ですね。
もちろんグランドセイコーというのは、僕のような一般的な会社員にはポンポンと買える値段ではありませんが、長く愛着を持って使えるという意味では、非常に良い買い物だったなぁと満足でしています。よかったら参考にしてみてください。
それでは、また。